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爽快と悲しみの漫画「忍者と極道」まとめ① 簡単な紹介

今回特集していくのは……

時代は現代.

衰退していく極道達。

その原因は暴対法などの社会からの圧力……ではなく、どこからともなく現れる忍者達だった!?
江戸時代より300年。長く続いた戦いに決着をつけるべく、忍者と極道の最終決戦が今始まる!

というストーリーの、とにかく首が飛ぶ翔ぶバイオレンスアクション『忍者と極道です!

 

私、初めてこの作品を読んだときは、あまりにも気持ちのいい首の飛びかたといい、所々に挟まれるプリ◯ュアのパクりの話といい、ネタか本気かわからぬ言動の数々といい、ちょっと斜めに読んでニヤニヤ笑う楽しみ方の作品なのかな〜と思ってました。もちろんそれはそれで楽しめるのですが……


この素晴らしい首の飛びっぷり!(これでも比較的大人しめ!)

 

いまの私のオススメの楽しみ方はがっちり感情移入して楽しむ
やっぱこっちの方ですね!

忍者と極道で描かれる人たちは、忍者側、極道側、双方とも真剣と書いてマジです!

極道は運命のいたずらや周囲の環境などからその境遇に追いやられてしまうという同情すべき点もあり、彼らは彼らなりの道徳心にそって生きているのですが……そんなものを帳消しにするほどの非の打ち所のない残虐非道を繰り返します。

孤独に追いやられ、他に生きる道がなくなったために悪行三昧の極道。しかし忍者は極道の生き様や背景に共感もし、理解を示しつつも、民衆に仇なすならば容赦なくぶっ殺します。


どんなギャグシーンがあっても、このマジ顔には一瞬で引き込まれます!

 

その己の道に揺るぎない二大勢力がぶつかり合うのでどちらにも共感できてしまうやるせなさを抱えながら、没入して読む!

ぶっちゃけてしまえば、この物語の展開からして、ほとんどの登場人物は生き残りません!
つまり、推しは死ぬと覚悟して読むべし!
そして何なら、ほぼ全てのキャラを推しとして読むべし!

これが忍者と極道の最高の楽しみ方かな、と私は思ってます。

何回でも魂震わせて泣きましょう!

引用したイラストは「忍者と極道(1)著:近藤信輔 講談社」より抜粋させていただきました