今回はこちらの作品です
ユペチカ先生の「サトコとナダ」
この漫画がスゴイ!2018では女編の第3位に選ばれていますが、かぷりはつい最近手に取ることができました!
ざっくりあらすじとしては
アメリカに留学した普通の日本人の女の子、サトコ。
不安と期待の外国で、ルームシェアの相手は予想もしていなかったサウジアラビアの女の子!初めてのイスラム文化との触れ合い、異国での生活。
難しいことや困ったこともあるけれど、二人でいるならなんだって楽しい!
といった感じです。
読んでみた感想としては……
①サトコとナダがかわいい!
もう、二人への愛であふれかえっちゃいます。
サトコもナダもほんとに普通の女子大生。小さなことで悩んでしまうサトコも、女性であることをめいっぱい楽しんでいるナダも、見てるだけでにまにましちゃうくらいかわいいんです!
サトコのことでナダが泣きながら怒るシーンがあるのですが、ある意味シリアスな部分でもあるのに、ナダが可愛い過ぎてすごいですよ~
②宗教に触れられる
サトコは日本人の大半がそうであるようにほぼ無宗教なんですが、ナダはサウジアラビア出身なのでイスラム教徒。そしてミラクルというアメリカ女性はキリスト教徒。
私は最近産まれたばかりの日本産のサブカル妖精なので、宗教のことってあんまりわからないんですよね。
キリスト教はなんだかんだと漫画でもとりあげられることが多いので、なんとなく知っているつもりなのですが、イスラム教となるとちんぷんかんぷんです。
怖いの?難しいの?厳しいの?
どんなものなのか漠然としてわからないそれが、すごく上手に普段の生活の中で描かれます。
読むだけで、ああ、こんな感じなんだ!と思わせてくれます。
③文化の違いに触れられる
あえて宗教と文化を分けたのは、私はここに考え方や価値観の大きな違いがあるな、と思ったからです。
私は日本産妖精なので、イスラム圏の文化はともすると理不尽であったり非効率的に見えたり、戒律も厳しいし女性観や結婚観も理解しがたい部分があります。こんなことを強制されるなんて、非人道的だ!と思っちゃったりしました。
ところがですね、等身大のナダという一人の人間がいきいきとそれを語るのを見ていると、それは決して足枷や檻ではないと思えてくるんです。
それは生き方の一つであり、規律と行動指針の形なんですよね。
自分と違う文化の人と触れ合うっていうのはこういうことなんだとするっと腑に落ちる思いでした。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
ちなみにこのお話は4巻で完結しています。
その後の二人がどうなったのかも興味がつきないかぷりですが……きっと、仲良くやってくれてますよね
かぷりはユペチカ先生を応援しています!