はい!ただいまハマっています忍者と極道のまとめ第三回といたしまして、今回は他作品のオマージュと思われるところを挙げていきます!
「忍者と極道」の作中には作者の近藤信輔先生の他作品へのリスペクトを感じるオマージュがちらほら入ってます。絶対この作品好きなんだろうなぁというのが伝わってきちゃうのが尊いですね~!
せっかくですので、元ネタまで含めてまるっと楽しんじゃいましょう!
5巻時点までで私が気づいたものだけですので、こんなのが他にもあった!というのがありましたら、Twitterの方でDMででもご連絡いただけると喜びます!Twitterアカウントはこちら
⇒(かぷり)
フラッシュ☆プリンセス
作中でもよく登場し、極道さんと忍者くんが大好きだというこのシリーズ。
大人気魔法少女アニメのプリキュアシリーズ6作目にあたる「フレッシュプリキュア!」が元ネタと思われます。
簡単にポイントを挙げていきますと
主人公の名前 アブちゃん:ラブちゃん
ライバルの名前 イース :ヒース
放映日時2009年~2010年→きわみさんのセリフ「11年前の作品」にほぼ一致(忍者と極道は2020年より連載)
などがあります。
他にも主人公とライバルが敵同士だと知らずに友達になる展開や、ライバルが苦悩する熱い展開となる話は22話、23話など色々と共通点が多いです。
しかし、フラッシュ☆プリンセスのラストは元ネタと思われるこちらのフレッシュプリキュア!とは大きく違う結末となっています。そこはおそらくこの「忍者と極道」の中でもかなり重要な伏線となると思われます。
そのあたりはまた次の機会に触れさせてください。
というかですね……近藤先生、わかってはいましたけど、プリキュア愛がすごすぎです!
単行本の巻末設定や、まだ未収録ではありますが「教えてきわみさん」のコーナーなどのネタは、好きでなければできない情熱がさらけ出されていて必見ですよ!
小豆蠟斎
壊左さんが言っていた台詞のなかにありましたこのキャラクター
「バジリスク 甲賀忍法帳」に登場する、伸縮自在の手足という特殊な体質をもつ忍者のことです。
もうひとつ触れていたル〇ィは……わざわざ触れる必要ないですよね(笑)作中でも伏字ですし、伏せたままにしておきましょう。
そしてこのバジリスクなんですが、この忍者と極道のストーリーはこの作品のオマージュである部分が多いのではないかと個人的に思っている作品です。
簡単なあらすじ
バジリスクは戦国時代が終わり、太平の兆しが見えてきた江戸初期が舞台です。
長年いがみ合ってきた忍びの一族伊賀と甲賀も、次代当主となる弦之介と朧の婚姻により、平和的に一つとなろうとしていました。
しかし、当時の徳川家では次の将軍を誰にするかという問題が勃発。お家騒動に発展しかねない事態となっていました。
まだ乱世が収まって間もない時期に身内の争いは避けたい。そう考えていた将軍家康に、一人の高僧が悪魔の提案をします。
「伊賀と甲賀を殺し合わせ、どちらが勝ち残るかで次の将軍を決めるのはいかがでしょう?」
かくて、恋仲の二人は引き裂かれ、二つの一族の間に血で血を洗う忍術合戦が始まってしまうのでした……
バジリスクは伊賀と甲賀各々10人ずつで戦いが始まります。それぞれが特殊な体質や技能を持っていて、それらを駆使して血みどろの戦いを勝ち抜こうとします。
その能力のぶつかりあいや、ちょっとした運命のいたずらで傾く勝敗の天秤、恋慕の情や肉親の情に揺れ動く心……と見どころ満載です。
この10VS10で忍術をぶつけ合う戦いの図式が、8VS8で忍術や極道技巧をぶつけ合う、忍者と極道に通じるところがあると思ってます。そして、長も言っていましたように「”情”に心揺れし忍者は、いとも容易く誤断(ミス)って死ぬ」。これもバジリスクとの共通点ですね。バジリスク内でも、特に恋愛の情に揺れてしまった忍者は非業の最期を遂げることが多いです。だからこそ心打たれるシーンも多い名作となっているわけですが。
気になった方はこちらもおすすめなのでぜひ読んでみてください!
うどん玉の如く大脳こぼれさす
2巻でガムテが口にしたセリフですが、妙に時代がかってますよね。
こちらはだいぶネタバレになってしまうのですが、原作:南條範夫先生 作画:山口貴由先生による伝説の侍漫画「シグルイ」からと思われます。
簡単な作品紹介
シグルイは江戸時代、がちがちの封建制度が浸透した時代のお話になります。
身分が上の者からのお達しとあれば、どんな無理難題でも飲まなければならない、そんな時代において2人の男が決闘を行います。
寡黙に剣に全てを捧げた隻腕の男、藤木源之助。盲目にして天性の才を持つ美丈夫、伊良子清玄。この2人が如何にしてその身体の一部を失い、そのような状態になってまで、なぜ決闘の場に身を置かなければならなかったのか?が描かれています。
これでもかという残酷な描写と狂気が描かれたこの作品は、読むだけでバッドトリップできそうなインパクトのあるオススメです(購読はご自身の責任においてよろしくです☆)
このお話の中でも最強クラスの剣客として出てくる岩本虎眼さんの死に様に出てくるのが、さっきの「大脳がうどん玉のようにこぼれる」という表現ですね。
このシーンの一連の流れである女性が失神してしまうのですが、あれを目の前で見てしまっては無理もないです(ヾノ・∀・`)
下にリンクも貼っておきますので、気になる方はどうぞ!
極道技巧「世界の終わり」
破壊の八極道の一人、殺島が忍者に追い詰められて放った最期の技がこちらでした。
これも原作ネタバレとなってしまいますが、言わずと知れた能力バトルの金字塔「ジョジョの奇妙な冒険」のオマージュと思われます。
簡単な作品紹介
ジョジョの奇妙な冒険、は人を吸血鬼にしてしまう石仮面と、それに関わる人々の数奇な運命を描いたシリーズ。題材を変えながら第八部まで刊行され、現在も連載が続いています。
石仮面、波紋、スタンド能力と次々テーマは変わっていきますが、シリーズ通しての独特のセリフ、圧倒的な作画、予想を上回る展開はいまだ衰え知らずであり、作者の荒木飛呂彦先生は本当に波紋で若さを保っているのではないかと思ってしまうほどです。
私ももちろん全シリーズ通して読んでるくらい大好きです!(特に露伴先生最高!)
作中ではジョジョの奇妙な冒険第1部のディオ・ブランドーが使用し、第2部のストレイツォが命名した技「空烈眼刺驚(スペースリパー・スティンギーアイズ)」がそれにあたるかと思われます。
眼球から高圧の体液を射出して敵を貫くという、どんな発想から産まれたのか想像もつかないようなとんでも技でした。その威力は石の柱を真っ二つにするほどで、人体などやすやすと貫きます。引用から分かるように眼球も破れてしまいますが、吸血鬼の再生能力によって瞬時に治ってしまうため、視界が悪くなるような弱点もありませんでした。
今回はここまでです!
ざっくりまとめてみただけでも、近藤先生のオタクぶりがにじみ出ていて大好き!
今後も新しいネタが出るたびに随時追加していきたいです
引用したイラストは「忍者と極道 著:近藤信輔 講談社」「フレッシュプリキュア! ©東映アニメーション」「ジョジョの奇妙な冒険 著:荒木 飛呂彦 集英社」より抜粋させていただきました