ついに終わりましたね!
ハコヅメアンボックス!
毎週毎週、次回はどんな地獄が待ち受けているのかと期待に胸を膨らませるのも終わりかと思うと、少し残念な気もします。
今週はとりあえず大団円回ということで、少し哀しいけれども胸温まるエピソードの多い回でした。
まずは冒頭から源ペアと中富係長ペアの、警察内勢力の関係上(主に刑事課長のせいですが)
ちょっと気まずい顔合わせから。
私、実は鎌田部長の中富係長好きっぷりが愛おしくてなりません。お酒に酔ったら、鎌田部長が「中富係長のそういうとこしゅき!」とか言って、中富係長を困らせてそう(笑)
ここでまた気になる川合さんへの伏線が張られてますね。
来週からはいつものノリのハコヅメに戻るとのことなので、その前振りといったところでしょうか。
そして次でも回収される伏線。
刑事課長の異様な程の源推しと、中富係長たちへの当てつけのような態度。それが中富係長の発奮をうながすものだったのか……
実際、源さんのその推測通りなのかどうかは誰にもわからず闇の中というところですね。
どうでもいいですけど、刑事課長の一人笑いちょっとかわいい
そして、ここで不穏な伏線がまた張られてましたね……
それから、このシリーズの最初に出ていたにも関わらず、ここまで触れられることのなかった西川係長の容態。
誰しもが予想していたことではありましたが……
大山を有無を言わせず引かせるほどの圧力があった西川係長の、現在の儚げな姿。
その西川係長を前にして、病室前で打ち合わせをしていた通り、こともなげな対応をしてみせるカナさん。
こんなレベルの高い「こともなげ」ってあります?
私には無理……無理です……
おそらくカナさんは益田さんに冗談めかして話していた時には、すでにこの様子を想定していたのだと思います。そして選んだのが、いつも通りを振る舞うという優しさだったのでしょう。
それから16巻の伏線を回収することとなった、署長たちとの面談のシーンですね。
本当は16巻を読み、カナさんが追い詰められることになってから、カナさんがどういう形であれ警察組織を離れることになるのだろうと予想はしていました。
でも、カナさんに向けられる優しさが暖かすぎて、もう泣くしかありません。
署長、副署長も誰も責めず、あの宇宙人のような思考と言われていた生安課長からのエール。
そして、全員からの引き留めと横井教官の涙……
荒っぽいけれど思いやりのあふれる別れの形に横井教官並みの涙が出ちゃいました。
その後は後日談として新聞記者さんの世間への訴えかけの継続と、ほんの少しでも救われて前を向いて歩いている遺族たち。
このシーンだけでも救われない事件の中にもほんの少しでも報われた部分はあるのだと思えますね……警察の方々の頑張りはこういう知られていないところで誰かを救っているのですね
そしてカナさんのその後。
うんうん!そうですよね!カナさんならどこに行っても元気にやってますよね!
という安心ともう一つ、カナさんの言葉の端々に、今まで出会った人たちとのつながりが感じられるのが何とも言えずよきです。
話題の1万円ボールペン
カナさんの生きる指針となっている岩元さんの言葉
さて、来週からはいつものハコヅメです!とのことなのですが、カナさんも西川係長もいなくなった生安課が「いつもの」なわけもないのです。
次回からどうなるのか興味はつきないところなのですが……
本当はアンボックス自体が時系列的にかなり後半の方だったということになってでも、いつもの生安課が戻ってきてほしいところなんですよね。
カナさんかむばーっく!(泣)
でも、今回のアンボックスでさらに変わっていく人間関係や、張られた伏線などを考えると、物語はここまでを踏まえた上で、さらに警察の方々の生きざまを紡ぐものとして続いていくのでしょう。
個人的な予想としては、作者さんの描きたいものの中にキャラクターの成長などが含まれてきたのではないかと思ってます。
藤さん、源さん、如月さんと、内面に抱えるものがある方々が、これからどうなっていくのかが描かれると思われますので、今後も時々アンボックスのような展開を交えつつ話が進んでいくのではないでしょうか。
うーん。通常ハコヅメをまたドラマ化して、劇場版でアンボックスやってもいいのではないかと思うくらい今回のお話好きでした。
しかし、こうしてみてみると、使えないと太鼓判を押されてた山田さん、川合さんが、気が付けばメンタル面でも仕事面でも周囲を支える存在になりつつあるのが面白いですね。
今後も楽しみなハコヅメ!
来週からは思いきり笑かせてください!