今回はこちら！
高校1年生の主人公、越野世里奈と一つ年上の先輩、水川との恋愛を描いた胸キュン青春ストーリー（100年前の表現）「まいりました、先輩」です！
まず始まりは世里奈の机の上に書かれていたラブソングの落書き。それを書いていたのが水川先輩。
世里奈ちゃんはその先輩を一目見ただけでフォーリンラブ。
幕ノ内一歩もかくやという速攻でふところまで攻め込んだ世里奈ちゃんは、見事に先輩の彼女の座を射止めます。
その後は二人のあまずっぱい青春のオンパレード！
当初は不愛想で俺様タイプなのかなと思われた水川先輩も、実は実はのめちゃめちゃロマンチストで彼女を大切にするタイプ。
二つのプレゼント候補に悩む世里奈に二つともプレゼントを買ってあげたり
普通のチュッ〇チャップス的な飴を舐めたら「これは魔法の飴だから、ケンカしても仲直りできる」という二人だけの合図にしたり
テーマパークに行くと、それっぽいウソのジンクスを作り上げていちゃいちゃの口実に使ったり
あーーーー！もーーーー！恋したーーーーい！！
ほんとにこれを読んだ日には完全に脳が少女漫画に汚染され、恋愛ゾンビとなった我々は「こい……したい……かゆ……うま……」とつぶやき続けるしかなくなってしまいます。
しかし甘いだけでは終わりません。
この作品はデザートの作品なんですよね。
デザートと言えば、りぼんやちゃお、なかよしなどよりも高い年齢層向けの少女誌です。
実際講談社の公式でも「20歳前後の女の子を元気にする少女マンガ誌！」と銘打っているように、ちょっと大人向けのお話もところどころ含まれています。
例えば、二人が初めて結ばれるシーン。
予想通りの初々しい二人にもうドキドキです。
二人は友達のおじいさんの家で一度初体験を失敗するも、仕切り直しで学校に侵入して思い出深い教室で無事に結ばれるのです！
……後で冷静になって字面だけ見ると、普通にK察案件な気がしますね。
読んでる時にはドはまりしてうんうん！とうなずいてたんですが、冷静になるとむむっ？となってました。これだから恋する女の子は怖い。
何はともあれ、そんなつっこみどころも気にならないくらいに恋愛に没頭できちゃう「先輩、まいりました」が大好きです！
それと、ちなみに2020年6月現在の二人の関係はすっごくリアルな危機を迎えていたりしまうす。このあたり、もうちょっと若い子向けの少女誌、ましてや少年誌では絶対に扱わないであろう内容なので、今後の展開も楽しみにしていたりします。
かぷりは馬瀬あずさ先生を応援しています！
