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※ネタばれあり 大切なのは人の絆と信頼関係「This コミュニケーション」第1巻感想

人の絆と信頼関係………そんなものはぶち壊してしまえ!

This コミュニケーションです!

地球が未確認生物に襲われて、ほぼ壊滅状態に陥った世界。人体改造を施されて、尋常ではない身体能力と不死身の体をもつ「ハントレス」と呼称された少女たちに守られて、わずかな人類が生き残っていた。しかし、組織立った行動を行うことができない彼女たちでは、いずれ壊滅するのはわかりきっていたため、彼女たちを指導し率いることのできる人材が切望されていた。そこに有能な指揮官であったデルウハが現れ、彼女たちとチームを組むことになったのだが……デルウハは真性のサイコパスだった!

と、語っちゃいましたが概ねこんなお話です。

舞台装置として、彼女たちの再生や記憶の法則だったり、敵側であるイペリットの生態であったりなどがあるんですが、そこは本編を読んでどうぞよろしくです!

 

 

さて、このThis コミュニケーションという題名、ディスコミュニケーションとのダブルミーニングだと思うのですが、皮肉が効いてますよね。これぞコミュニケーション!という非常に一方通行なコミュニケーション。でもそちらの方が物事は上手く回っていくという。

そういえば、ダブルミーニングらしきものと言えば、こんなのもありました。

化け物を殺す仕事って「イペリットを殺す仕事」という意味もありますけど、必要があるならば、人を超えた力を持つ「ハントレスを殺す仕事」という意味にもとれますよね。
にこやかに本人に向かってそんなことを言うデルウハさんこわっ!

 

 

まあ、そんなのは勘ぐりすぎかもしれないと思いましたけど、そこでこの表紙です。

単行本の各話解説に説明がありました。

そう。あの現場です。

作者さんがこんなものを嬉々として表紙にするあたり、なんとなくただの勘ぐりすぎではないように思えてくるんですよね………

 

端々に狂気が見え隠れするThis コミュニケーション!

気になる方はぜひぜひ手に取ってみましょう!

ちなみに私が一番好きなシーンは一巻ラストのこちらです!

これが主人公ってなんの冗談ですかね。

 

かぷりは六内 円栄先生を応援しています!

画像は「This コミュニケーション」1巻より引用させていただきました。