今回は絶世お色気彼女ができた!「フラレガール」です!
それではあらすじからどうぞ!
赤坂響は、自身の年齢不相応な色気に悩まされる高校三年生の少女。
周囲からは密かに「モンロー」「愛人」などと呼ばれ、異性から浴びる視線に辟易し、恋人には「君の色気は胸焼け」とふられてしまう。
その恋人にふられて一ヶ月が経過したある日、響は同学年の男子、青山大地に交際を申し込まれる。前の恋人が忘れられないからと断る響だが、青山は「ならばその恋人を忘れさせれば交際してくれるのか」とポジティブに受け取る。
ふたりはなし崩し的に、放課後にデートへ出かける。
かつての恋人は社会人でしっかり者であったのに対して、青山はどこか天然ボケの入った可愛らしい印象。
新鮮な青山と接するうち響は徐々に惹かれていくのだが、かつての恋人が尾を引く。
かつての恋人を忘れることではなく、また人を愛するのが恐ろしいせい。
響は青山と距離を置こうとするが、それでも青山は諦めることを知らずに響が困ればひたむきに助けに現れる。青山へ心を許したいと願い始めた響へ、青山は1ヶ月間のお試し交際を申し出る。
その期間、ふたりはそれぞれの友人を介した生活、ふたりきりのデートで距離を縮めていく。(wikiより引用
はい!ラブコメです!
というか、ギャグマンガをひた走る少女漫画ですので、爽やかな笑いと不器用な二人のいちゃいちゃをにやにやしながら楽しみたい人にはぜひおすすめです!
正直、くっつくかくっつかないかのやり取りなんて、このお話の中では前菜みたいなもんです。
1巻でそのあたりはほとんど終わりになりまして、そこまでは王道少女漫画だな~とかぷりは楽しんでいました。しかし、狂気は2巻以降で始まります。
本筋はしっかりと少女漫画です。
ですがギャグがそれを許しません。
ということで、中身の方も紹介していきましょう。
主人公が液状化する
何を言ってるのか分からないと思います。
かぷりも少女漫画で主人公が液状化します、なんて文章をなぜ書いているのか全く理解できません。
しかも比喩表現ではなく物理的にでろでろのスライム状になります。
周りの人たちはその怪奇現象にドン引きです。
しかし、作中ではそれが二人だけの真実の愛の形の証として描かれているのです!!
…………いや。冷静になると、やっぱりありえないわ。
この姉にしてこの弟あり!
響ちゃんの弟の艶くん(男の子になぜこの名前をつけたのか……いや、成長した姿をみればありなのだけど……)は響ちゃんの兄弟だけあって、色気のあるボディのいい男です。推定身長180㎝!オールバックの似合うクールで渋いイケメン!
ただし小学五年生。
すいません。かぷりも自分で何を言ってるのかわからないんです(二度目
物語を読むにつれ途中から小学生ということはすっかり頭から飛んでしまい、子犬系大地くんと艶くんのからみをついつい楽しんでしまうのですが、ふと、まだ見ぬ艶くんのランドセルとか短パン帽子の体操服姿とかが頭に浮かんできてしまい、いてもたってもいられなくなります。
ぜひ作中でも見たい!いや、でもコスプレ感半端ないですし、イメージ崩れるくらいなら見たくない!でも見たい!
とかぷりをじたばた悶えさせる罪な小学5年生です。
どきどきなシーンあり!
大地くんは健全な男子高校生。響ちゃんは老人をも奮い立たせる色香の持ち主、となればちょっとえっちいシーンもあります。
ちゃんと少女漫画のレギュレーションにはのっとっています(たぶん)
ただし響ちゃんの色気のせいでがっつりと官能度が上乗せされているので「これはレディコミかTLだったかな?」と思わず表紙を確認するくらいのエロさにプロも納得の仕上がりです。
その他にも……
それから4巻の豆子ちゃんの黒歴史は必見なのでぜひどうぞ。
人心を裏から操る女帝化している彼女ですが、あの黒歴史を見てしまうと、彼女を見る視線が生暖かいものに変わります。
詳細は個人のプライバシーなのでここでは明かしませんが、見るととにかく豆子ちゃんが可愛くなりますよ。
それと、コミックスでは書き下ろしとして次回「嘘」予告が入るのですが、どれもクオリティ高めです。
特にかぷりのお気に入りは4巻の嘘予告。
大地くんのまだ年端もいかない可愛い弟が、響ちゃんの色香にやられて道ならぬ恋に悩むという予告なのですが……絶望感がリアル過ぎる。
嘘予告にこんなに全力を振るのは……いいぞ、もっとやれ!
終わりに
というわけで、王道少女漫画かと思いきやその枠にはまらないはじけた笑いのフラレガール。
ぜひその不思議なマリアージュを味わってみてください!
かぷりは堤翔先生を応援しています!